アーバナ・シャンペーンについて
イリノイ大学が位置するUrbana-Champaignは、Chicagoより南に140マイル、Indianapolisより120マイル、St. Louisより170マイルの場所にあります。イリノイ州の中では、中央部東よりのCentral Illinoisといわれる地域に位置するChampaign Countyに属しており、イリノイ大学を中心にChampaign市とUrbana市が隣あっています。イリノイ大学の真中あたりを境に、東側が Urbana市、西側がChampaign市となっています。
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街をひとたび出ると、見渡す限りのコーン畑と大豆畑で囲まれており、コーンベルトに横たわる典型的な地方都市の雰囲気を醸し出しています。コーン畑と大豆畑 の間にぽっかりと浮かぶ街といったほうがイメージしやすいかも知れません。もちろん、街中には緑があふれ、リスやウサギなどがちょこちょこ動き回り、夏に はホタルが飛び回ります。
Urbana市の方がChampaign市より歴史が古く、Chicagoからの鉄道が開通した際、駅がUrbanaからすこし外れたところにできたことから、その駅を基点にして現在のChampaignが できたそうです。イリノイ大学の誕生を経て双方の街が大きくなり互いに接するようになって、現在のツインシティと呼ばれる形となりました。何度か統合の話 がでたそうなのですが、文化や雰囲気の違いから市民の反対に遭い、現在もそれぞれに市長を選び、別の議会を持ち、独立して運営されています。身近なところ では、駐車違反やスピード違反でお世話になる警察もUrbana PoliceとChampaign Policeとにきちんと分かれています。(キャンパス内を独自にパトロールするUniversity Policeもあります。)
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買い物・レストラン・ショッピングなど
キャンパス周辺のみならず街には、中華料理をはじめ、韓国、タイ、インド、メキシコ、イタリアなど様々な国籍料理をだす食堂・レストランがあり、世界中の料理を楽しめます。日本料理屋も数軒あります。アジア食材店では納豆や豆腐などのちょっとした日本の食材や駄菓子等も入手できます。写真のようにカレーや麦茶、鰹節や焼肉のたれなど思っていたよりもかなりたくさんんものが手に入ります。もちろん日本の米や、味噌醤油といったものも簡単に手に入ります。
もちろん、エスニック食材のみならずショッピング施設は充実しており、Walmart、Targetをはじめ、街には多くの24時間営業のスーパーやドラッグストアがあります。Champaign市の北にあるMarket Placeには、専門店と3つのデパートでできたMarket Place Mallと呼ばれるショッピングモールもあります。もちろんシネマコンプレックスなどの娯楽施設も立派なものがあります。
もちろん、エスニック食材のみならずショッピング施設は充実しており、Walmart、Targetをはじめ、街には多くの24時間営業のスーパーやドラッグストアがあります。Champaign市の北にあるMarket Placeには、専門店と3つのデパートでできたMarket Place Mallと呼ばれるショッピングモールもあります。もちろんシネマコンプレックスなどの娯楽施設も立派なものがあります。
治安、郊外に住むメリット
留学生にとって気になる治安ですが、他都市と比べ極めてよいと言えるでしょう。全米の凶悪犯罪の発生率が4.0件/1000人なのに対し、シャンペーン市内は3.29件/1000人となっています。大きな犯罪がおこることは少なく、夜中でもスーパーなどに買物に出かけることができます。キャンパス周辺などでは深夜過ぎになってもバスが運行されており、学生の往来もありますので、チームミーティングなどで遅くなって図書館などから帰るときに危険を感じることはあまりないでしょう。逆に、日中問わず街のいたるところにパトロール中のパトカーがいますので、車を運転する際にはスピード違反でつかまらないように十分注意が必要です。もちろん全体的な治安は良いとはいえ、全米平均よりも治安の悪い地域もありますので、そのような地域には用がない限り立ち入らない方が無難です。
大都市に比べて物価が安いのも、Urbana-Champaignに住む大きなメリットでしょう。たとえば、Champaignの北にあるBaytowneという比較的高級なアパートでは2ベットルーム+プール・テニスコート付きのアパートが月に900ドルほどの家賃で借りられます。キャンパス周辺には、月に350ドルほどのアパートも多く提供されています。また、学生の中心の街のため、服装などもどこにいくのも気にする必要がありません。University of Illinoisのロゴがついたトレーナーとジーンズでクラシックのコンサートからレストランまでどこへでもいけてしまうので、服飾費など余計な出費がかさみません。車で30分ほど南に下ったところにあるTuscolaの街には、Factory Outletのショッピングモールがありブランド品なども安く購入することができます。
さらには車で2時間ほど走るとアメリカ第三の都市であるシカゴに出かけることもあります。広いアメリカでは日帰りできる距離ですし、郊外に泊まればホテル代も安く、シャンペーンに住む人々は頻繁にシカゴに出かけて野球観戦やフットボール観戦、またオーケストラ鑑賞などいろいろなエンターテイメントを満喫することができます。郊外とはいえシカゴを始めとし、全米Top100に入る都市が日帰り圏内に点在していることも大きなメリットの一つだと思います。
以上のように、Urbana-Champaignは治安も良く、落ち着いて勉強に打ち込んだりアメリカらしい生活を味わうのに適しており、とても暮らしやすい街であると思います。