キャンパスまでの交通手段
キャンパス・ビジッ トや生活の立ち上げ等で日本からキャンパスまで来られる場合、シカゴ経由シャンペーン空港に飛行機で来られるのが一般的な交通手段となります。ここでは、シカゴからの交通手段を書いていますが、近隣都市(インディアナポリス・セントルイス)からもシャンペーン行きのバスが走っていますので、これらを利用するのも一手です。
日本からシカゴまで
シカゴ・オヘア空港(O'Hare International Airport)は、アメリカン航空・ユナイテッド航空のハブ空港となっており、世界でもトップクラスのフライト離発着数を誇ります(全米第4位)。また、ミシガン湖からの強風を受け、大幅にフライトが遅延することでも有名な空港です。
オヘア空港には4つのターミナル(第1、第2、第3、及び第5ターミナル。第4ターミナルは旧国際線ターミナルで欠番)があり、ターミナル間は無料の自動運転のモノレール(ATS)でつながれています。第1~第3ターミナルに囲まれるHilton Hotelの裏には、空港周辺のホテル・レンタカー会社の送迎バン、近郊都市とを結ぶバスなどが集まるBus Shuttle Centerがあり、オヘア・シャンペーン間を結ぶバスの多くはここで発着します。地下からはシカゴのダウンタウン行きのCTA(地下鉄)に乗れます。
第1ターミナル ユナイテッド航空及びスターアライアンス加盟各社
第2ターミナル USエアウェイズ及びデルタ航空
第3ターミナル アメリカンエアライン
第5ターミナル 国際線のすべての到着便及び一部の出発便
以下、注意点です。
オヘア空港には4つのターミナル(第1、第2、第3、及び第5ターミナル。第4ターミナルは旧国際線ターミナルで欠番)があり、ターミナル間は無料の自動運転のモノレール(ATS)でつながれています。第1~第3ターミナルに囲まれるHilton Hotelの裏には、空港周辺のホテル・レンタカー会社の送迎バン、近郊都市とを結ぶバスなどが集まるBus Shuttle Centerがあり、オヘア・シャンペーン間を結ぶバスの多くはここで発着します。地下からはシカゴのダウンタウン行きのCTA(地下鉄)に乗れます。
第1ターミナル ユナイテッド航空及びスターアライアンス加盟各社
第2ターミナル USエアウェイズ及びデルタ航空
第3ターミナル アメリカンエアライン
第5ターミナル 国際線のすべての到着便及び一部の出発便
以下、注意点です。
- 国際線は入国審査のため第5ターミナルに到着しますが、米国内の他空港を経由するフライトは国内線扱いとなり、国内線ターミナル(第1~第3ターミナル)に到着します。
- コードシェア便の場合、運航会社のターミナルから出発となります。たとえばJAL便の場合、JAL運航のフライトは第5ターミナルから、AA運航のフライトの場合は第3ターミナルからの出発となります。
シカゴからアーバナ・シャンペーンまで
(1) 飛行機にて
American Eagle(Americanの子会社)が小型ジェット機で日に4~5便飛ばしています。国内線ターミナル(通常は第3ターミナル・Gate G)からの搭乗となりますので、日本からシカゴへの直行便で到着された場合は、国際線ターミナル(第5ターミナル)から国際線ターミナルへモノレール(ATS)で移動する必要があります。この場合、国際線ターミナルに到着したら入国審査を済ませ、荷物を引き取って税関を通過したあと、国内線ターミナルに移動してから改めて荷物をチェックインすることになります。
飛行機での移動については、以下の事項に注意が必要です。
(2) バスにて
飛行機についで便利な方法です。シカゴ・オヘア空港を出発しイリノイ大学まで運行されているIllini Shuttleと、シカゴのダウンタウンからIllinois Terminalまでを結んでいるGreyhoundがメジャーなバス路線です。
(3) 鉄道にて
シカゴからアーバナ・シャンペーンまでの間は鉄道(Amtrak)も利用可能です。1日に3本しか運行されておらず少々不便ですが、移動中の時間に本を読んだりコーヒーを飲んだりもできる点でバスよりも乗り心地は良く、また、片道14ドルからという低運賃も魅力的です。
出発駅のUnion Stationはシカゴのダウンタウンにあり、オヘア空港から地下鉄(CTA)に乗って移動する必要があります。オヘア空港でCTA(地下鉄)のBlue Lineに乗り、Clinton駅で降りてください。北に2ブロック(2分ほど)歩くとれ歴史を感じさせる建物のUnion Stationがあります。予約無しでも利用可能ですが、長期休暇シーズンには乗れないこともあります。到着駅のChampaign-Urbana駅はIllinois Terminal とも呼ばれる交通ターミナルとなっており、Grayhound等の長距離バスや市内バスが乗り入れるほか、客待ちのタクシーも待機しています。
(4) レンタカーにて
日本で発行された有効な運転免許証があれば、オヘア空港でレンタカーを借りてシャンペーンまでドライブする方法があります。ルート及び道路状況等にもよりますが、シカゴからシャンペーンまで概ね2時間半から3時間程度の運転となります。アメリカの道路は東西南北に延びており分かりやすいという評判はありますが、空港からハイウェイに乗るまでや、シャンペーンに着いてからホテル等まで、やはり不慣れな土地での運転は不安も多いでしょうから、必ずカーナビ(英語ではGPSと言います)をレンタルするようにした方が良いでしょう。カーナビがない場合、多少混みますがI-190, I-90, I-94 を経由して、I-57でひたすら南に下るルートが一番わかりやすいでしょう。(地図上ではI-294及びI-57が交差しているように見えますが、実際には直接乗り換えできずわかりにくいので、カーナビがない場合にはこちらのルートを使わないようご注意ください。)
なお、イリノイ州の道路交通法によれば、外国人についてはその国籍国の発行した運転免許証があれば運転そのものは可能ということになっていますが、レンタカー会社の手続き上国際運転免許証をその翻訳代わりとして提示するよう求められることが多いようです。
American Eagle(Americanの子会社)が小型ジェット機で日に4~5便飛ばしています。国内線ターミナル(通常は第3ターミナル・Gate G)からの搭乗となりますので、日本からシカゴへの直行便で到着された場合は、国際線ターミナル(第5ターミナル)から国際線ターミナルへモノレール(ATS)で移動する必要があります。この場合、国際線ターミナルに到着したら入国審査を済ませ、荷物を引き取って税関を通過したあと、国内線ターミナルに移動してから改めて荷物をチェックインすることになります。
飛行機での移動については、以下の事項に注意が必要です。
- 待っている間にゲートが変更になることがある
チケットに記載されたゲートに行っても、案内板がシャンペーン行きになって居ない場合、ゲートが変更になった可能性があります。特に周りに誰も居ない場合は可能性が高いため、空港内のフライト一覧を確認して下さい。 - フライトが遅れる
天候による遅延の場合、いきなりキャンセルされる事もあります。とりあえず待つ以外の方法はありません。 - フライトがキャンセルになる
次のフライトに振替してもらえるのであれば問題ありませんが、最終便だった場合などは、バスかレンタカーに切り替える以外の方法がありません。キャンセルになったフライトが最終便の場合などには、American Eagleの方でホテルを手配してくれることもあります。
(2) バスにて
飛行機についで便利な方法です。シカゴ・オヘア空港を出発しイリノイ大学まで運行されているIllini Shuttleと、シカゴのダウンタウンからIllinois Terminalまでを結んでいるGreyhoundがメジャーなバス路線です。
- Greyhound (ホームページ)
ホームページで事前の予約が可能ですが、休暇期間中などの忙しい時期でない限り予約無しでも利用可能です。1日多いときで7本ほどの運行がありますので予定は組みやすいのですが、Chicago Downtownから出ているのでO'Hare Airportからは移動しないといけないため、荷物が大きい場合には大変です。オヘア空港からCTA(地下鉄)のBlue Lineに乗り、Clinton駅でおりてください。南に1ブロック、西に2ブロック(3分ほど)歩くと、GreyhoundのBus Terminal(630 W HARRISON ST)です。タクシーだとO'Hare Airportからだと35ドル程度です。あまり治安のいい場所にありませんので、日が暮れてからの利用はあまりお勧めできません。
ホームページで予約する場合、出発地に"Chicago, IL"、到着地に"Champaign, IL"を選択してください。シャンペーン方面にはExpress路線(2時間30分)と鈍行路線(2時間50分)があり、分類上、前者の出発駅名が"Chicago Express, IL"、後者が"Chicago, IL"となっています(到着駅名も同様)が、実際には同一駅です。"Chicago, IL"と"Champaign, IL"で検索した方が両方の路線が出てきて便利です。
- MegaBus (ホームページ)
2008年からシャンペーンに運行し始めた比較的新しいサービスで、シカゴ市内のユニオン駅(の南側)とシャンペーンのイリノイ・ターミナル間を、1日2往復程度結んでいます。予約のタイミングが早ければ早いほど料金が安くなるという、(かつての)航空料金のようなシステムになっています。片道20ドル程度から利用できます。 - EAC Shuttle (ホームページ)
シカゴ・オヘア空港、ミッドウェイ空港、イリノイ大学、Purdue大学を結ぶバスサービスで、一日4往復しています。他のバスサービスに比べると若干時間がかかる印象がありますが、片道45ドル程度と比較的利用しやすい値段になっています。 - Illini Shuttle (ホームページ)
シカゴ・オヘア空港とイリノイ大学周辺を結ぶバス路線で、一日5往復しています。オヘア空港では第1〜第3ターミナルに囲まれた中央のバス発着場Bus Shuttle Centerから出発し、イリノイ大学内のArmory、Altgeld、ISRとHilton Garden Inn(一部の便のみ)へと3時間半ほどでつないでいます。ビジネススクールの建物BIFへはArmoryで降りると徒歩3分程度です。時期や時間帯等によりますが、片道30ドル程度から利用できます。オンラインでの予約が必要で、チケットの印刷が必要です。 - Peoria (ホームページ)
シャンペーン、ブルーミントン、ピオリアと、シカゴやオヘア空港を結ぶバスを運行しているバス会社です。Illini Shuttleと同じく、第1〜第3ターミナルに囲まれた中央のバス発着場Bus Shuttle Centerから出発し、イリノイ大学内のArmory、Altgeld、ISRとHilton Garden Inn(一部の便のみ)へと3時間半ほどでつないでいます。上記の運賃は片道30ドル、往復55ドルで利用できます。オンラインの予約が必要です。
(3) 鉄道にて
シカゴからアーバナ・シャンペーンまでの間は鉄道(Amtrak)も利用可能です。1日に3本しか運行されておらず少々不便ですが、移動中の時間に本を読んだりコーヒーを飲んだりもできる点でバスよりも乗り心地は良く、また、片道14ドルからという低運賃も魅力的です。
出発駅のUnion Stationはシカゴのダウンタウンにあり、オヘア空港から地下鉄(CTA)に乗って移動する必要があります。オヘア空港でCTA(地下鉄)のBlue Lineに乗り、Clinton駅で降りてください。北に2ブロック(2分ほど)歩くとれ歴史を感じさせる建物のUnion Stationがあります。予約無しでも利用可能ですが、長期休暇シーズンには乗れないこともあります。到着駅のChampaign-Urbana駅はIllinois Terminal とも呼ばれる交通ターミナルとなっており、Grayhound等の長距離バスや市内バスが乗り入れるほか、客待ちのタクシーも待機しています。
(4) レンタカーにて
日本で発行された有効な運転免許証があれば、オヘア空港でレンタカーを借りてシャンペーンまでドライブする方法があります。ルート及び道路状況等にもよりますが、シカゴからシャンペーンまで概ね2時間半から3時間程度の運転となります。アメリカの道路は東西南北に延びており分かりやすいという評判はありますが、空港からハイウェイに乗るまでや、シャンペーンに着いてからホテル等まで、やはり不慣れな土地での運転は不安も多いでしょうから、必ずカーナビ(英語ではGPSと言います)をレンタルするようにした方が良いでしょう。カーナビがない場合、多少混みますがI-190, I-90, I-94 を経由して、I-57でひたすら南に下るルートが一番わかりやすいでしょう。(地図上ではI-294及びI-57が交差しているように見えますが、実際には直接乗り換えできずわかりにくいので、カーナビがない場合にはこちらのルートを使わないようご注意ください。)
なお、イリノイ州の道路交通法によれば、外国人についてはその国籍国の発行した運転免許証があれば運転そのものは可能ということになっていますが、レンタカー会社の手続き上国際運転免許証をその翻訳代わりとして提示するよう求められることが多いようです。
シャンペーンに着いてから宿泊先まで
シカゴ、ダラスからのフライトが到着するシャンペーン=ウィリアード空港(CMI)から宿泊先やキャンパスまでは、路線バス(27 Air Bus)も利用できますが、日中でも1時間に1本程度と本数が限られています。到着時にバスがなければ、タクシーを使う必要があります。流しのタクシーは少なく、到着時に待っているタクシーもそれほど多くありませんので、タクシーが見当たらない場合には空港内のタクシーカウンターを使うか電話で手配してください。なお、ホテルによっては空港=ホテル間の送迎を行っていますので、予約の際に確認して下さい。不安がある場合には、在校生と連絡を取って送迎を依頼してください。
Greyhound等の長距離バス及びAmtrakを利用した場合、ダウンタウンのIllinois Terminalに到着します。このIllinois Terminalからシャンペーン市内の各方面へバスが出ており、料金はいずれも前払いの1ドルです。こちらのバス路線にはすべて番号がついていて、ビジット時の宿泊先となるUnion Hotel方面の路線は日中は1S(1番ルートの南回り)及び2S、夜間は100S及び120Sというバスに乗っていただければ、10分ほどでUnionという停留所に到着します。そこから信号のある交差点を斜めに横断したところにあるのがUnionです(Union HotelはUnionの一部です)。利用客の多い路線なので、21時くらいでもそれなりに乗客がおり、またある程度の頻度(昼間は10分に1本、夜間は30分に1本)でバスも出ています。Unionは最終停留所ではありませんが、乗車時に運転手にUnionで降ろしてほしい旨を伝えればちゃんと教えてくれます。アメリカのバスに慣れているようでしたら、こちらで十分かと思います。バスシステムについては、アーバナ・シャンペーン地区の交通局(MTD)ホームページもご覧ください。
Greyhound等の長距離バス及びAmtrakを利用した場合、ダウンタウンのIllinois Terminalに到着します。このIllinois Terminalからシャンペーン市内の各方面へバスが出ており、料金はいずれも前払いの1ドルです。こちらのバス路線にはすべて番号がついていて、ビジット時の宿泊先となるUnion Hotel方面の路線は日中は1S(1番ルートの南回り)及び2S、夜間は100S及び120Sというバスに乗っていただければ、10分ほどでUnionという停留所に到着します。そこから信号のある交差点を斜めに横断したところにあるのがUnionです(Union HotelはUnionの一部です)。利用客の多い路線なので、21時くらいでもそれなりに乗客がおり、またある程度の頻度(昼間は10分に1本、夜間は30分に1本)でバスも出ています。Unionは最終停留所ではありませんが、乗車時に運転手にUnionで降ろしてほしい旨を伝えればちゃんと教えてくれます。アメリカのバスに慣れているようでしたら、こちらで十分かと思います。バスシステムについては、アーバナ・シャンペーン地区の交通局(MTD)ホームページもご覧ください。
U of I Willard Airportについて
アーバナ=シャンペーンの空の玄関が、イリノイ大学ウィリアード空港(U of I Willard Airport)です。シャンペーンの南、サボイ(Savoy)という街にあるイリノイ大学経営の空港であり、民間利用のほかに航空学科(Institute of Aviation)によるパイロット養成の実技演習なども行われています。マイナーな地域空港のため、日本の旅行代理店等でChampaignと伝えてもスペルがわからないため、「Three Letter CodeでCMI」と言ったほうが分り易いでしょう。(ちなみに、成田がNRT、関空がKIX、Chicago O'HareがORDとなっています。)
かつてはウィリアード空港には5社程度が乗り入れていましたが、相次ぐ航空会社の破産や統合等により、2012年現在、American Eagle(American Airline系列)がシカゴ及びダラスとの間で結ぶのみです。American Eagleは小型のジェット機の利用のため、スーツケースは機内持ち込みできず、Valetという搭乗口で荷物を預ける手続が必要となります。到着後、搭乗口を出たところか到着ゲートで、タグと引換に預けた荷物が返されます。Baggage Claimのターンテーブルには出てきませんので注意してください。
かつてはウィリアード空港には5社程度が乗り入れていましたが、相次ぐ航空会社の破産や統合等により、2012年現在、American Eagle(American Airline系列)がシカゴ及びダラスとの間で結ぶのみです。American Eagleは小型のジェット機の利用のため、スーツケースは機内持ち込みできず、Valetという搭乗口で荷物を預ける手続が必要となります。到着後、搭乗口を出たところか到着ゲートで、タグと引換に預けた荷物が返されます。Baggage Claimのターンテーブルには出てきませんので注意してください。
Illinois Terminalについて
Champaign のダウンタウンにある、当地区の公共交通の拠点がイリノイ・ターミナル(Illinois Terminal)です。1階はバスターミナル、2階はAmtrakのUnion Stationとなっています。Urbana-Champaignをくまなく走り回るMTDのバスの拠点にもなっていますが、小さいターミナルですので迷うことはありません。GreyhoundのバスはMTDのバス停よりすこし離れたところで発着しますので、注意が必要です。