Illinois Business Consultingについて
Illinois MBAの学生は、企業や団体に対するコンサルティングを行うIBC(Illinois Business Consulting) というイリノイ大学 College of Business公認の課外活動に参加することができます。様々な企業や団体から依頼を受けていることもあり、IBCの内容は多岐に渡ります。そのため、学生は興味に応じて参加するプロジェクトを選択することができます。また、学生はコンサルタントとしてIBCに参加するため、職務経験として履歴 書に記載することができ、他のプログラムの学生との差別化にもなります。特に、就職希望職種に関するプロジェクトへの参加経験は、Interviewerに熱意を伝える絶好の話題になります。
プロジェクトの流れ
IBCの担当ディレクターが窓口となり、企業や団体とコンタクトをとって、プロジェクトを原則セメスターごとに募集してきます。各セメスターが始まる前ぐらいから、プロジェクトが公開されます。プロジェクト・リーダーの募集がかかると同時に、IBCの過去のプロジェクトに参加経験のある人の中から、ス キルに応じてIBCよりチーム・リーダーとして参加するよう打診があったりします。プロジェクト・リーダーの選考と並行して、学生は個々のプロジェクト にアプライします。プロジェクト・リーダー決定後、プロジェクト・リーダーによりメンバーが選抜されます。
プロジェクトの規模に応じて、チームの規模も異なりますが、おおよそ6人ぐらいから10人ぐらいの2年生、1年生の混成チームとなります。セメスターによってもことなりますが、セメスターごとにおよそ20のプロジェクトがありますので、Illinois MBAの在籍期間中に、希望さえすれば、なんらかのプロジェクトに参加できます。アジアや日本のマーケットの視点がもとめられるプロジェクトなどもあり、日本人をふくめて多くのインターナショナルのMBAの学生が積極的に参加しています。
チーム組織後、プロジェクトのクライアントとコンタクトをとりながら、リーダーの指示のもと、各メンバーがアサインされたタスクをこなしていくことになり ます。プロジェクト開始時にクライアントとの間できめられた期日を目標に、プロジェクトをすすめていきます。クライアントへの報告の前に、IBCのディ レクター等IBCに対しプレゼンテーションをおこない、最終的なチェックを行う場合もあります。最後に、クライアントに対し最終レポートおよびプレゼンテーショ ンを行います。
プロジェクトの期間は、通常1セメスターが多いですが、プロジェクトにより、2セメスターにわたる場合もあったり、逆に2~3週間程度の短期間のものもあります。クライアントのリクエストよりタスクが追加されたりして延長されたりする場合もあります。
IBCはMBAのクラスで学んだ理論の応用という側面もありますが、それ以上に、異なるインタレストをかかえ、異なるバック・グラウンドを持つメンバー と協力・調整しながら、時間的な制約のなか、実際の問題をかかえたクライアントにすこしでも建設的な提案をしていくという作業をとおして、チーム運営のあ り方も学ぶことができます。
過去のプロジェクト
これまでに行われたIBCのプロジェクトのうちいくつか紹介します。
・ ビジネスプランの実現可能性に関する調査及び提言
・ 知的所有権の評価及び技術の商業化
・ Eビジネスに関する戦略の評価及び計画立案
・ 財務モデルの作成及び計画立案
・ 市場調査及び評価
・ M&Aの分析
・ 人材開発プログラム
・ 産業分析
・ コスト分析
・ ホームページの評価
・ 企業内起業の評価
・ オペレーションの計画立案及び評価
・ 企業戦略の分析及び評価
・ 会計システム及びデータベースの開発
・ 投資リターンの分析
・ ベンチマーク作成
・ 提携先の評価及び推薦
・ 近隣地域に対するプログラムの開発
関連リンク
Illinois Business Consulting (オフィシャルサイト)