社費(通信会社勤務) / Class of 2011
性別/年齢
男/31歳(受験時)
学歴
文学部人文学科(学士)
入社
2000年
職務概要
ITコンサルタント5年
新サービス開発3年
人事1年
Why MBA
将来のキャリアゴールである「言語・文化・慣習を超えた世界中を結びつけるネットワークの実現」に向けて、経営学の知識や国際経験などMBAで得られる経験が重要であると考えたことがきっかけで受験を考え始めました。受験校の選定にあたっては、
1.自分の実務経験を活用することができること
2.国際社会で通用するようなビジネスセンスを身につけることができること
を中心に考えました。
Why Illinois
●アカウンティングに強い大学であったこと
新サービス開発業務でコスト管理を実施していたため、管理会計に興味がありました。また私自身、財務会計分野を磨きたいということを考えていたため、会計学で評判のいい大学であることに魅力を感じました。。
●ITの専攻を有していること
MBAでITの講義を専攻できるところはそれほど多くありません。職務のバックグラウンドとしてITコンサルタントをしていたこともあり、自分の知識を試す機会があるというところに魅力を感じました。
●クラスサイズが大きくないため、密な学習ができると感じたこと
先輩卒業生から、クラスサイズが大きいことと小さいこととそれぞれのメリット・デメリットを聞いた感触で、アットホームかつ学生同士のつながりが強いスモールスクールに魅力を感じました。。
●インターナショナルの比率が高く、国際経験を積むのに最も適していると考えたこと
一生で何度もできる経験ではないため、できるだけたくさんの文化に触れることで自分が成長できると考えていました。。
受験スケジュール
2009年2月~11月 TOEFL
1カ月1回程度受験、11月最終スコア100点(R:28,L:25,S:20,W:27)
2009年10月~3月 GMAT
12月で640点(V:28,M:50,AWA:5.5)
最終スコアは3月650点(V29,M:50,AWA5.5)
2ndRroundで1月上旬にアプライ、3月上旬にインタビューのインビテーション。
3月末にオンキャンパスインタビューを実施し、即日アドミット。
TOEFL/GMAT勉強法
濱口塾(関西のMBA予備校)に通い、TOEFL,GMATの総合対策を実施しました。
エッセイまで含めてトータルサポートを実施してもらったため、特に他の予備校や有料の教材を使うことなく対策をすることができました。
関西ではMBA予備校の数も少なく、情報も少ない中密なネットワークと仕事に行きながらでも昼夜問わず対応していただいた補講やエッセイカウンセリングなども含めて、追加料金一切なしのコースは非常に有益でした。
TOEFL
TOEFLは受験回数を重ねることで慣れも出てきて徐々にスコアが向上しました。とにかく日本人は回数をこなすことでスコアが出るパターンが多いようです。
Reading
特に対策せず。GMATのRCをやっている間に自然とスコアが向上しました。スタート時点では14点だったことを考えると、非常に大きな進歩です。
Listening
CBTのPowerPrepをipodに入れて通勤時に聞くことでListening能力の向上を図りました。iBTではリスニング対策が肝になると思うので、集中的に取り組むといいと思います。
Speaking
慣れあるのみだったので、とにかく何度も受験することでスコアが向上してきました。とにかくゆっくりでも発音やイントネーションを意識して話すようにした結果、スコアが少しずつ上がりました。
Writing
特に対策しませんでした。受験を重ねるごとにパターンに慣れてスコアが向上しました。これもリスニングの慣れによるものが大きいのと、ある程度テンプレート化で対応可能なので、スペルミスとグラマーエラーに気をつければ自然とスコアが伸びます。
GMAT
MathについてはOfficial GuideとPowerPrepを活用しました。英語の解釈に慣れればそれほど難しい問題ではないため、センター試験レベルの数学がこなせるのであればこれくらいで十分かと思います。私は文系ということもあり、数学は得意じゃありませんが当初からMathは50点を目標にしていました。Prepのわからない問題はすべて濱口塾で解説してもらうことと、解法のストラテジーを活用することで安定して50点が出るようになりました。SCとCRについては当初全く歯が立たなかったため、濱口塾での勉強にすべてをかけました。もともと評判は非常によかったんですが、本当にこれがなかったらまったく対応できていなかったと思います。特にSCについては秀逸です。Official Guide,Powerprep含めてすべての疑問点を丁寧に解説してもらったおかげで、かなりの自信をもって臨むことができました。
エッセイ
濱口塾でカウンセリングを実施し12月上旬から着手しました。仕事が忙しかったこともあり、取り組みが遅れてしまったのが本当に反省点です。もう少し早くから取り組む方がよいかな、と思います。内容としてはWhyMBA?とShort-term goalの部分に苦労をしましたが、推敲に推敲を重ねて何とか期限ぎりぎりで提出することができました。とにかく自己分析をすることで、職歴だけではなく自分のパーソナリティをどのように表現するかに注力しました。特にShort-termの部分については社費留学であることもあり、明確に書くようにアドバイスされたこともあって、パーソナリティ+職歴+MBAで何ができるかを具体的に記述しました。
インタビュー
3月下旬にオンキャンパスで実施しました。(3月上旬にインビテーション)
質問はオーソドックスでほぼエッセイに基づくものでした。
・Why MBA?/Why Illinois?
・どのようにIllinois MBAに貢献することができるか?
・仕事の中での最も最大の功績はなにか?またその時に直面したトラブルは?それをどのように解決したか?
・自分のパーソナリティでMBAのクラスメイトにここだけは、と言える部分はどこか。
などです。
非常に柔らかい雰囲気で進んだこともあり、緊張せずに自分の言いたいことをちゃんと伝えることができたと思います。
結果的にインタビューを終えてホテルに戻ってメールを確認したらすぐにアドミットされていたので非常にうれしかったことを覚えています。
受験生へ一言
受験は想像していたよりも大変で、特にエッセイは自分の今までの人生を試されているような気分にもなり、かなり辛かったです。でもそれを乗り越えて今の状況を考えるとがんばってよかったな、と心から思います。
また、私が入学前に抱いていたイメージよりもずっと中身が濃くて充実した毎日を送っています。もちろん勉強は忙しく寝る間を惜しんで勉強、という感じですが、結びつきの強い仲間たちと勉強したり、週末に遊びに行ったりする生活は本当に日本では得難いものだと思います。
大学の授業もレベルの高いものはかなりの予習復習が必要ですが、ここで得られている知識をどのようにビジネスに活用するか考えたり、それを日本に向けて情報発信することなどで日々モチベーションを高めています。
私は家族とともに来ていますが(妻と3歳の娘)、家族も本当にこの生活を楽しんでおり、まさに公私ともに充実した日々を送っています。
今頑張っているみなさん、今から頑張るみなさん。
一生懸命頑張ればそれ以上にこのMBAで得られるものは大きいと思いますので、後悔することのないように頑張ってください。