ゴルフ
皆さんの留学の本旨はもちろんMBAにおける勉強にあることは言うまでもありませんが、そうはいっても、息抜きは絶対に必要です。アメリカの中西部大平原 の真ん中に位置しているここUrbana-Champaignで息抜きの王様といえばなんといってもゴルフでしょう。そこで、ここではUrbana-Champaignにおけるゴルフ環境について説明しましょう。
ゴルフコース
Champaignの周辺には車で20分以内にプレー可能なパブリックコースが4つあります。イリノイ大学が経営しており、U of I Willard Airportのすぐ近くにあるUniversity of Illinois Golf Course、Urbanaの東に位置し、Campusから車で10分ほどのStone Creek Golf Course、隣町のTuscolaにあり、Campusから車で20分ほどのIron Horse Golf Course、Champaignの西に位置し、やはり車で20分ほどのLake of the Woods Golf Courseの4つのコースです。
料金 University 手引きカート使用 21ドル (UIUC Student Fee)
乗用カート使用 28ドル(UIUC Student Fee)
学生年間パス 530ドル
Stone Creek 乗用カート使用 平日 50ドル 土日休日 50ドル
Iron Horse 乗用カート使用 平日 31ドル 土日休日 40ドル
Lake of the Woods 乗用カート使用 平日約30ドル 土日休日約35ドル
各コースの特徴
(1) University of Illinois Golf Course
BlueとOrangeの二つのコースがあります。大学が経営し、料金が安いだけあって、平坦であまり戦略的コースとは言えません。ただ距離は、日本の コースに比べて長いので、それほど簡単ではありません。また、コースメンテナンスについては、悪くはないものの、他の三つに比べてしまうと圧倒的に劣りま す。また、初心者や子供もプレーするので、特に混雑する夏は、かなりプレー時間がかかります。営業は年間を通してやっていますが、さすがに氷点下10度近 くなる12~2月にはほとんどお客さんはこないようです。練習場は併設していますが、冬場はクローズとなります。
University of Illinois Golf Course
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(2) Stone Creek Golf Course
適度な丘状の隆起と池そしてバンカーを適度に組み合わせた難易度の高いコースです。土地を広大に使用し、非常に広く設計されている為、ダイナミックかつ戦 略的なゴルフが楽しめます。クラブハウスや練習場も綺麗に整備されており、日本のゴルフ場にやや近い趣があります。もちろんコース内の芝やグリーンのメン テナンスも完璧です。さすがにプレー料金が最も高いだけのことはあると言えましょう。プレーには全て乗用カートを利用します。この乗用カートがGPSシス テムを搭載しており、自分のボールの所までカートを走らせると瞬時にグリーンまでの距離が搭載されている画面上に示されるという優れものです。
ここに併設されているゴルフスクールはPGA公認インストラクターを有しており、イリノイMBA学生も多数コーチングを受けています。コンピュータとビデ オを使った科学的なスイング解析により、精神論に偏りがちな日本のスクールと比較して非常に明快に自分のスイングを修正できました。
Stone Creek Golf Course
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(3) Iron Horse Golf Club
Stone Creekと同じような趣ですが、若干狭い印象を受けます。その分、バンカーと池(特に池)が非常に効果的に配置されており、正確なショットが要求される 神経質なコースといえましょう。こちらは、乗用カートか手引きカートどちらでも利用できますが、通常、乗用カートを使用します。コースのメンテナンスにつ いてはやはり完璧といって良いでしょう。
Iron Horse Golf Club
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(4) The Hartwell C. Howard Golf Course at Lake of the Woods
Champaign County (郡)の保護林に指定されている公園の中にレイアウトされたコースで、その他のコースに比べると、木が多く起伏にも富んでおり、日本のコースに似ているのが特徴です。但し、やはりプレー料金が安い分、コースのメンテナンスはまあまあといったところです。
The Hartwell C. Howard Golf Course at Lake of the Woods
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日米ゴルフの違い ゴルフが接待の道具くらいにしか考えられていない日本と違い、アメリカではゴルフは子供から大人まで皆が楽しむスポーツとしてとらえられているといえま す。したがって、風呂などの設備がないかわりに料金も日本に比べると信じられない安さになっているわけです。よく、日本では、ある程度練習して上手くなら ないとコースに出るなといった雰囲気がありますが、こちらではそんなことも心配する必要はありません。もちろん、最低限の知識、技術、マナーは必要です が、実際にプレーしながら上手くなっていくといった感じです。アメリカのPGAに比べて日本の若いプロゴルファーが中々世界レベルに達しないのは、この辺 にも理由があるのかもしれませんね。
プレースタイルは、これも日本と違って、18ホールスループレー(途中で食事休憩が入らない)です。日本ではキャディーさんがつくか、乗用カートにのるかですが、こちらでは、キャディーさんは存在しません。皆さんが一番利用するであろうUniversity Golf Courseの場合、自分でバッグをかつぐか、Pull Cart(手引きカート)か、Riding Cart(乗用カート)を選択します。Stone Creek、Iron Horseの高級(この町にしては)コースは通常乗用カートのみです。
道具について ゴルフ道具は、日本と違って、ピンからキリまで非常にいろいろなものが販売されています。これはそれだけ、アメリカにおけるゴルフというスポーツがメ ジャーであることが背景にあるものと思われます。また、同じ商品であっても日本に比べると非常に安い(個人的印象ですが、3割から4割ほど安いのではない でしょうか)というのが特徴です。
ブランドや素材を気にしなければ、全てのセットが100ドル台で手に入ります。私は、こちらに自分の道具が到着するまで使用していましたが、全く問題はあ りませんでした。特に初心者で道具にそんなにお金をかけたくないといった方がいらっしゃればこれで十分でしょう。日本人の方が購入される平均的なものです と、アイアン及びウッドのセットで大体300から500ドルぐらいでしょうか。ゴルフ専門店も町にいくつか存在しておりますので、日本同様、試打をしながら選ぶことが出来ます。
またeBayのオークションを駆使して日本で買うよりもかなり安価に最高級クラブセットを購入しています。コースフィーが非常に安いので、その分道具にお金をかけることができます。
その他 Champaignのすぐ近くにあるコースを4つご紹介いたしましたが、実は、車で一時間以内であれば、それこそ無数のコースが存在しています。例えば、車で一時間ほどのBloomingtonという町にはアーノルド・パーマーが設計したDen Fox CreekやPrairie Vistaなどの非常に美しく戦略的なコースがあります。こうした、新しいコースを開拓していくことも、皆さんのゴルフライフを更に充実させていくことでしょう。ょう。